海外自動車メーカーが揃って東日本大震災に対する支援を発表

2011年03月28日 11:00

 フォルクスワーゲングループは24日、東日本大地震の被災者支援としてフォルクスワーゲンAGとアウディAGがそれぞれ100万ユーロの義援金をドイツ赤十字社などを通して寄付し、同様にポルシェも50万ユーロの義援金を寄付すると発表した。さらに同グループの従業員協議会もグループ各社の従業員による大規模な寄付キャンペーンの実施を発表。ドイツ赤十字社のウォルフスブルグ支部を通してベルリンの同本部と連携し、集まった義援金を日本赤十字社に送るという。それに合わせて同グループ各社の日本法人であるフォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)、アウディ ジャパン、フォルクスワーゲン・ファイナンシャル・サービス・ジャパンも日本国内の従業員による募金活動を行い、さらにVGJは被災地の救援活動用に車両を提供するほか、今月27日に豊橋市で開催される「第2回 穂の国・豊橋ハーフマラソン」に協賛するにあたって募金活動を行う。

 ルノー・ジャポンは、3月22日から4月22日までの期間に、全国のルノー正規販売店内(一部を除く)にて被災地を支援するための募金活動を行うと発表した。店頭に募金箱を設置し、一般の人々から募金を受け付け、集まった募金を日本赤十字社に寄付し、被災地の支援に役立てる。また、ルノー本社も赤十字に50万ユーロの寄付を行う予定であるほか、従業員に募金を呼びかけ、集まった募金と同じ額をルノー本社が支援し、赤十字社に寄付をする募金活動を開始している。

 また、フィアットもダイムラーAGも義援金を送るなど、国外の自動車メーカーから積極的な支援が集まっている。