与謝野大臣 議員であることは有権者への責任

2011年02月02日 11:00

 与謝野馨社会保障・税一体改革担当大臣は2月1日、衆議院予算委員会で石原伸晃衆議院議員(自民党幹事長)の関連質問に立った鴨下一郎衆議院議員(自民党政調会長代理)から「社会保障と税の一体改革に対する見識を買われて、担当大臣になられたのだから、(国会議員の)バッチにこだわる必要はないと思うが」とバッジを返上し、民間人として入閣すればよいと議員辞職を迫られたのに対し、「国会議員を続けることは有権者に対する責任でもあり、(私自身の)モチベーションを保つために必要」と辞める考えのないことをきっぱりと答えた。

 与謝野大臣は自民党時代、都内の千代田区、港区、新宿区を基盤として「党勢拡大に心血を注いできた。今も、しっかりやるよう、激励してくれる方が99%」と語り、国会議員として入閣していることの意義を強調した。

 菅直人総理は与謝野氏が議員として入閣していることに対し「社会保障制度と税の一体改革は国民的課題であり(これを担当することは)国民のみなさまに対して最大の大義であると思う」と答弁した。
(編集担当:福角忠夫)