ネット上の食品表示 302商品に問題見つかる

2010年12月28日 11:00

 消費者庁は、インターネット上での健康食品などの虚偽表示や誇大表示の監視を行った結果、302商品で問題が見つかり、ショッピングモールなどを運営している事業者を通して175事業者に改善要請を行った結果、全ての商品について改善されたことを確認した、と26日までに発表した。

 調査は健康増進法に基づき、今年6月から8月の期間に実施したもので、疾病に関連した文言などにより消費者が誤認するような内容について、チェックし、問題のあるものに表示の適正化を要請した。

 それによると、健康食品ではガン予防やガン細胞に効果があるような表示や動脈硬化、心臓病に効果があるような表示、血中コレステロールの低下や脂肪の減少効果があるような表示などのほか、おなかの調子を整えるなど、特定保健用食品と類似の表示などが見つかったとしている。

 このほか、食用油脂ではアレルギーやガン、心疾患、動脈硬化の予防に効果があるような表示、飲料などでも血液をさらさらにし、高血圧や動脈硬化の予防に効果があるかのような表示があった、としている。
(編集担当:福角やすえ)