12月になると、食品業界は年末年始需要に合わせた期間限定の商品が相次いで登場する。
サッポロビールは、「YEBISU特製駅弁第五弾 ヱビス亭『津軽 冬晴乃膳(ふゆばれのぜん)』」の限定販売を12月4日より開始した。この商品は、「ヱビスビール」とともにローカル線沿線の文化や歴史、食を巡ることをコンセプトに、同社が昨年より実施している企画の一環。第五弾となる同商品は、青森県産のホタテやイカ、リンゴをはじめとした素材や、郷土料理「べこもち」が入った特製の弁当になっている。JR東京駅とJR新青森駅の一部売店にて購入可能だ。
日清食品は、12月20日より、「日清のどん兵衛 年明けうどん」を発売する。「年明けうどん」とは、うどんが太くて長いことから、年の初めに食べることでその年の人々の幸せを願うものとして「年明けうどん普及委員会」が提唱しているもので、年始の新しい風物詩として昨今話題となっており、今後どの程度認知されていくのかが注目されている。
さらにカルビーは、年末年始のパーティシーズンをにらみ、大きなサイズが特長の2つの商品「ポテトチップス しあわせバター味」と「ポテトチップス こだわりののり塩」をコンビニ限定で12月20日に発売する。クリスマスプレゼントをイメージしたデザインが施されており、購買意欲をそそられる。
年末年始、シーンに合った”今だけの味”を楽しむのも季節ならではの風物詩といえるだろう。