住友ゴム工業、第3四半期決算は増収増益でも通期業績予想は下方修正

2012年11月12日 11:00

 住友ゴム工業<5110>が8日、平成24年12月期第3四半期決算を発表。連結売上高は前年同期比6.9%増の4999億6100万円、連結営業利益は同48.8%増の437億1400万円、連結経常利益同58.0%増の418億1800万円、連結四半期純利益同67.6%増の230億2000万円と増収増益を達成した。

 高付加価値商品を発売するなど拡販と販売構成の改善したことなどにより、市販用タイヤの売上高が前年同期比を上回り、国内外の新車用タイヤも同様に前年比を上回った。結果、タイヤ事業全体の売上高は前年同期比6.6%増の4330億5500万円、営業利益同40.4%増の384億2200万円。その他、スポール事業や産業品他事業でも増収増益となっている。

 増収増益と好調に見えるものの、需要減少等により売上高が当初計画を下回って推移していることから、通期での連結業績予想において7150億円としていた売上高を7050億円へと下方修正している。なお、営業利益及び経常利益については、従来の予想を据え置いた。