6日に岩手入り 安倍総理が被災者の声直接聞く

2013年04月03日 21:11

安倍晋三総理が6日に岩手県の被災地を訪ねる。現況を把握するとともに、被災地の人らを励ます。加藤勝信官房副長官が明らかにした。

 訪問地は津波で壊滅的な被害を受けた宮古市田老地区で防潮堤から地区の状況を視察する。また、魚市場を訪ね、収穫時期を迎えたワカメの加工施設を視察。また、山田町で広島県尾道の造船会社が復興支援の一環で設置した会社を訪ね、被災地の産業復興の状況をみる。また地元の公民館で被災者の声を総理自ら聞くことにしている。

 安倍総理は昨年12月に福島を訪ね、東京電力福島第一原発内を視察するとともに、川内村の仮設住宅などで被災者の声を聞いた。1月には宮城で石巻市の造船所や製紙工場などを視察。2月に岩手の陸前高田市の震災追悼施設や大船渡市の災害公営住宅、宮城の気仙沼市の製氷工場を視察している。

 被災地の心に寄り添う現場主義の立ち位置を忘れていないことを伝えたいとの思いもあるようだ。(編集担当:森高龍二)