ヤマダ電機<9831>は8日、平成25年3月期第2四半期の連結決算を発表した。売上高は806,036百万円(前年同期比18.3%減)、営業利益は21,381百万円(前年同期比66.1%減)、経常利益は24,935百万円(前年同期比64.0%減)となり、四半期純利益は13,939百万円(前年同期比65.9%減)となっている。
消費者の低価格・節約志向が続く中、家電業界においては、エコポイント及び地デジ化による需要先食いの反動減、前年の節電需要の反動減が色濃く表れ、市場は3年連続で対前年を割るという、本業界が生まれて以降、かつてないほどの低迷を続けており、業界再編の動きが更に加速している。
このような状況の中、ヤマダ電機グループは、平成23年10月のエス・バイ・エル(住宅メーカー)の子会社化に続き、平成24年6月のハウステックホールディングス(住宅設備機器等の製造及び販売)の子会社化を実施。ヤマダ電機グループ全国店舗ネットワークとその集客力を活かし、主要店舗へ「トータルスマニティライフコーナー」を設置(継続中。当事業年度中に約120店舗への導入を予定)、「住まい丸ごと提案(スマートハウス提案、新築・リフォーム相談、不動産情報の提供等)」を行ってはいるが、エコポイント及び地デジ化の反動減によりTVやレコーダーなどの映像関連商品が大きく低迷。PC及びその関連機器をはじめとした情報家電、前年の節電需要の反動で扇風機が伸び悩みなど、マイナス要因も多く、減収減益での着地となった。