島津製作所<7701>は8日、平成25年3月期第2四半期の連結決算を発表した。売上高は124,589百万円(前年同期比0.6%減)、営業利益4,657百万円(前年同期比36.3%減)、経常利益4,192百万円(前年同期比33.9%減)となり、四半期純利益は2,597百万円(前年同期比21.1%増)となっている。
わが国の経済は、復興需要などを背景に緩やかな持ち直しの傾向があったものの、回復の動きが足踏み状態となっている。海外においては、中国は景気の拡大ペースが鈍化し、欧州では一部の国で財政危機が懸念され、景気は低調に推移、米国では景気は緩やかに回復している。
そのような状況下で同社の業績は、計測機器事業、医用機器事業の売上は増加したものの、航空機器事業は国内需要の減少により、産業機器事業は半導体・液晶市況の低迷により、それぞれ売上が減少し売上高は微減となっている。一方、損益面については、円高の継続や研究開発費等の積極的な事業展開による経費増などにより、営業利益、経常利益は減益、四半期純利益は増益となっている。