昭和電工<4004>は15日、千葉事業所における青色LED素子の能力増強工事を7月に完了させ、生産能力を月産2億個から3億4千万個に引き上げたと報告した。
青色LEDは、液晶テレビのバックライトや一般照明向けの用途が拡大していることから、今後平均年10%程度の成長が期待されている。同社では、こうしたニーズに対応するため、LED素子の高出力化や生産効率のさらなる向上について技術開発を推進。千葉事業所においては、製品品質の確保や生産体制安定化の確認のため試運転を行ってきたが、このたび本格的な量産運転に移行することとなった。
同社は、地球環境に対する負荷を低減するために、超高輝度LED事業において、省エネルギーに貢献する製品を提供し、社会の持続的な発展に今後も貢献していきたいとしている。
(編集担当:北尾準)