日立など6社、「国際原子力開発(仮称)」設立へ準備室を設置

2010年07月08日 11:00

 東京電力 <9501> 、中部電力<9502> 、関西電力<9503> 、東芝<6502> 、日立製作所<6501> 、三菱重工業<7011>の6社は、原子力発電新規導入国における日本としての原子力発電プロジェクトに関する提案活動を行う新会社、「国際原子力開発(仮称)」の設立に向けた準備室を7月6日に設置した。

 今回の準備室の設置は、ベトナムで計画中の原子力発電プロジェクトの受注に向け、6月に経済産業省をはじめとした関係者と上記の企業6社が検討を実施してきたが、今後の具体的な活動を速やかに展開することが目的だ。

 新会社はベトナムをはじめ原子力発電新規導入国のニーズを踏まえ、日本政府からの制度整備や資金等に関する支援も受けながら、これまで培ってきた原子力発電所の建設・運転保守、人材育成等の技術・ノウハウ等を提案することを目指す。なお、設立は本年秋を予定している。
(編集担当:宮園奈美)