第一三共<4568>が、2013年3月期の第2四半期連結決算を発表。売上高は前年同期比6.2%増の4841億6900万円、営業利益は前年同期比8.2%(51億1600万円)減の570億7600万円、経常利益も同24.8%減の498億6200万円、四半期純利益34.3%減の243億5600万円であった。
前期に日本で新発売したアルツハイマー型認知症治療剤メマリーや、欧米を中心に販売している抗血小板剤エフィエントの共同販促収入、子会社のランバクシー・ラボラトリーズLtd.の売上が286億円増加したことなどが、日本における薬価改定や為替の影響を吸収し、281億円の増収。一方、グループ全体における売上原価の上昇や販売管理費の増加などの要因があり、経常利益は165億円減益の499億円となっている。
なお、今期は増収減益となっているものの、売上高前年比4.4%増の9800億円、営業利益同1.8%増の1000億円などといった通期での連結業績予想に変更はない。