日清食品ホールディングス<2897>が31日、平成25年3月期第2四半期の連結決算を発表。売上高は、前年同期比0.9%減の1783億9800万円、営業利益は前年同期比26.1%減の88億9700万円、経常利益も前年同期比15.8%減の111億2400万円となり、当四半期純利益は、前年同期比41.6%減の62億300万円となった。
主力である国内即席めん事業は、カップめんで培った技術を袋めんに応用した「日清ラ王」(関東甲信越・静岡地域先行販売)や「日清のどん兵衛」が好調に推移。加えて、「ICEカップヌードルライト」という新しい食べ方を提案し、前年比2.5倍の売り上げとなったカップヌードルライト郡により、日清食品はほぼ前年並みをキープ。しかし、明星食品の袋めんや低温事業の売上がダウンしたことや、拡促比の大幅増から減収減益となっている。
一方海外事業においては、米国地域・中国地域ともに増収増益。特に中国地域においては、売上高前年同期比8.9%増の101億4300万円、セグメント利益に至っては前年同期比199.7%増の11億8000万円と大きく伸長している。
減収減益となった第二四半期であるが、好調な海外事業において、世界第4位の即席めん市場であるベトナムで新工場が竣工、7月から稼働していることなどから、通期の業績予想では売上高で前年比5.1%増、営業利益も3.1%増としている。