国土交通省は今年3月現在での建設業許可業者数調査の結果を19日、公表した。建設業許可業者数は51万3196業者と前年同期より4022業者増えた。要因は「2009年度に更新期を迎える業者が少なかったため、失効件数が減少したことによるもの」(同省)で、建設業許可業者数はピーク時の2000年3月末に比べ、8万7784業者、率にして14.6%減少しているという。
同省によると、2009年度中に新たに建設業許可を得た業者は2万192業者、逆に、廃業などで許可が失効した業者は1万6170業者あった。
資本金別にみると、1000万円から2000万円未満の法人が25.1%と最も多く、300万円以上500万円未満の法人が24%、また、個人が21%だった。
また、3億円未満の法人事業所や個人事業者をみると、その数51万217業者にのぼり、建設業許可業者全体の99.4%になっていた。
このほか、建設業以外の営業を行っている兼業業者の割合では24.8%と前年同月比で0.1ポイント上昇し、業界の厳しさをうかがわせた。
(編集担当:福角忠夫)