iPhone(R)で食に関する街の特性を地図上に表示

2010年04月22日 11:00

 大日本印刷 <7912> は、食に関する街の特性を地図上に表示するiPhone(R)向けアプリケーション「ここなに?」を開発し、実証実験を4月15日から9月30日まで東京23区内で実施する。

 「ここなに?」とは、生活者の現在地やアクセスした時間帯や嗜好に合わせて街なかの店舗や施設の情報を配信するサービスの第二段。今回は、「コーヒー」や「ラーメン」ん「とり肉」といった食に関連するキーワードを画面の地図上に表示し、分布状況により街の特性がひと目で確認できるようになっている。これは、ユーザーが「ここなに?」のアプリケーションを起動すると同時に、GPSにより位置情報を取得することで、周辺の情報を地図画面上に表示。日常では気づきにくい地元や、土地勘の乏しい地域の食の特性の発見が期待できる。

 また、iPhone(R)ならではの画面タッチ操作を活用し、「ここなに?」用に開発した「虫めがねインターフェース」により見やすさとわかりやすさを追求しているという。虫めがね上に表示されるキーワードに触れると、その情報に関連する店舗情報を閲覧できる。さらに、ユーザー自身がタグ情報を追加できるため、新たな情報が自動的に増えていくという。

 同社は今回、iPhone(R)ユーザーを対象に同アプリケーションを無料で配布。ユーザーが自由に参加できる実証実験を東京23区内で実施した後、実験結果を踏まえ、2011年以降にiPhone(R)をはじめとするスマートフォンに向けたサービスの事業化を目指す。
(編集担当:山下紗季)