資生堂、モンゴルの首都ウランバートルで化粧品販売を開始

2010年04月08日 11:00

 資生堂 <4911> は、2010年5月下旬よりモンゴル国の首都ウランバートルで化粧品販売を開始すると発表した。代理店のビシュレルト社(所在地、モンゴル、ウランバートル市)を通じてメーキャップやスキンケアラインなどの商品を展開し、カウンセリングによるきめ細やかな対応でグローバルブランド「SHISEIDO」の訴求に努めていく。

 モンゴルの総人口は約270万人で、そのうち約100万人が、首都ウランバートルに集中している。さらに、近年の地下資源開発などによる経済成長も著しく、今後も持続的な成長が見込まれている。まだ、高級化粧品市場の規模そのものは大きいとは言えないが、2003年からの6年間で約2倍になるなど急速な伸びを見せており、都市部に住む女性の化粧に対する意識高まるにつれ、ショッピングセンターなど化粧品売り場の環境も整ってきている。

 同社は、自らが2008年に策定した3ヵ年計画に基づき、特にアジア地域での新規市場への事業拡大と既進出市場の強化に取り組んでいる。今回のモンゴル国への進出で、グローバルブランド「SHISEIDO」の取り扱い国は日本を含め74の国と地域となる。初年度はウランバートル市内のショッピングセンター内の1店舗から取り扱いを開始し、ブランドイメージの浸透と愛用者の着実な獲得を目指していく方針だ。
(編集担当:北尾準)