コカ・コーラウエスト<2579>は29日、平成24年12月期第3四半期の連結決算を発表した。売上高は2,964億円(前年同期比3.1%減)、営業利益104億5千7百万円(前年同期比21.0%減)、経常利益104億6千万円(前年同期比20.2%減)となり、四半期純利益は45億7百万円(前年同期比25.7%減)となっている。
清涼飲料業界においては、昨年の東日本大震災からの反動および夏場の猛暑の影響により市場成長はプラスとなったものの、消費者の節約志向の継続に伴う低価格化の影響などにより、清涼飲料各社を取り巻く経営環境は依然として厳しい状況であるという。
同社の清涼飲料事業において販売数量はほぼ前年通りとなったが、消費者の節約志向の継続および夏場の西日本における多雨の影響に伴う販売構成の変化により、売上高は、前第3四半期連結累計期間に比べ99億8千3百万円減少している。また、営業利益も、売上高の減少に加え、原材料・資材価格高騰の影響等により35億1千1百万円の減少となった。
一方、健康食品事業においては、スキンケア商品の販売が好調であった影響等により、売上高は、前第3四半期連結累計期間に比べ16億8千6百万円増加。営業利益も売上高増加の影響等により7億4千8百万円増加しているが、全体では減益減収での着地となっている。
尚、同日発表された通期での見通しは、修正無しとしている。