信用保証協会の会長や理事長ポスト。52ある信用保証協会の50までが地方自治体の天下りで占められ、大阪市では14代にわたり67年間、兵庫県では18代、61年間、大阪府でも17代、61年間ポストを占めているなどの実態が12日開かれた参議院予算委員会で民主党・大久保勉議員から示された。
亀井静香金融担当大臣は「正常じゃない」と懸念を表明し、「開かれた人事」を求めた。
直嶋正行経済産業大臣は「県や市でキャリアを積んだ人が就任していると思うが、ポストの固定化があるようなら問題だ。(任命権を持つ都道府県知事、市長に対し)注意を喚起したい」と述べた。
他の閣僚から、「(地方から)おかしいんじゃないの、という声をあげて頂いて、議論頂きたい」などの答弁があった。
(編集担当:福角忠夫)