NTTドコモ、平成25年3月期第2四半期の決算は増収減益

2012年10月29日 11:00

 NTTドコモ<9437>は26日、平成25年3月期第2四半期のグループ連結決算を発表した。営業収益は2,207,320百万円(前年同期比4.5%増)、営業利益471,109百万円(前年同期比7.4%減)、税引前四半期純利益465,586百万円(前年同期比9.0%減)となり、同社株主に帰属する四半期純利益は285,884百万円(前年同期比4.4%減)となっている。

 移動通信市場は成熟期にあるなか、スマートフォンの急速な普及・拡大など大きな転換期にあり、携帯電話の番号ポータビリティが活性化するなど、事業間の厳しい競争環境が続いている。

 そのような市場環境の中、同社グループは携帯電話収入において、「月々サポート」やMOUの減少などの影響により、音声収入は減少したものの、スマートフォンの積極的な販売による利用者拡大により、パケット通信収入は増加している。また、新領域事業の拡大、ケータイ補償お届けサービスの契約数の増加等によりその他の収入が増加。端末機器販売においては、卸売単価及び代理店への販売数が増加したことにより、端末機器販売収益が増加している。その結果、営業収益は前年同期に比べ943億円増となった。