WOWOW<4839>は26日、平成25年3月期第2四半期の連結決算を発表した。売上高は351億30百万円(前年同期比7.4%増)、営業利益40億82百万円(前年同期比20.4%減)、経常利益43億74百万円(前年同期比18.7%減)となり、四半期純利益は27億16百万円(前年同期比20.2%減)となっている。
わが国経済は、東日本大震災の復興需要等による堅調な内需を背景に回復基調にあったが、足許、海外経済の減速がやや強まるもとで成長は弱めとなっており、世界経済の不確実性による影響が引き続き懸念されている。放送業界においては、広告市況は昨年度の落ち込みからは持ち直しを見せているものの、足許は国内経済成長鈍化の影響が出ており、有料放送市場は、デジタルテレビの普及、BSデジタル放送の多チャンネル化による好影響を経た後、堅調に推移しているという。
このような環境下、当第2四半期連結累計期間における収支の状況は、平成23(2011)年10月からのフルハイビジョン・3チャンネル化と共に強化された番組力及びそれに伴う加入件数の伸びにより有料放送収入が対前年同期比で増加し、売上高は24億14百万円の増収となっている。また、3チャンネル化の影響並びに第1四半期連結会計期間において大型番組の放送を行ったため番組費が前年同期に比べ増加し、宣伝活動を抑制した前年同期に比べ広告宣伝費が増加したことにより、営業利益は前年同期に比べ10億45百万円の減益、経常利益は10億4百万円の減益、四半期純利益は6億89百万円の減益となっている。