日本ユニシス、水木しげる記念館にて新たなアトラクションを提供

2009年10月13日 11:00

 日本ユニシス <8056> は2009年10月14日から10月27日まで、拡張現実(音響・映像機器を用いて人工的に現実感を作り出す技術のこと)で三次元空間を探索する新たなアトラクション「目玉おやじロボットを用いたデジタル妖怪探し」を水木しげる記念館にて実施する。

 拡張現実は映画やアニメで描かれているだけではなく、現実社会でも製造分野などでの活用が始まっており、今後広くビジネスに適用されていくと見込まれる。そこで同社はアミューズメント分野において、人工的な現実感を体験することで満足度が高まると考え、その取り組みの一環として、水木しげる記念館において拡張現実を用いた新たなアトラクションを期間限定で提供するという。

 このアトラクションでは、情報処理推進機構(IPA)の2008年度上期「未踏IT人材発掘・育成事業」プロジェクトに採択された、ユカイ工学合同会社の「目玉型アンビエント・ロボティック・メディアの開発」をベースに、「目玉おやじロボット」を作成し利用。今回は水木しげる記念館限定だが、他のミュージアム、テーマパーク、観光地での適用を進め、マーケティング展開していく予定だ。

 日本ユニシスは、今後、本サービスが地域観光の特色として位置付けられることを目標に、国内観光のみならず訪日観光でのサービス化を目指す構えだ。
(編集担当:宮園奈美)