麻薬など勧められた経験 50代以上9・1%有

2009年08月20日 11:00

 東京・練馬区立中学副校長が覚せい剤所持で、また、タレントの酒井法子容疑者が覚せい剤使用容疑で逮捕されるなど、覚せい剤や大麻にかかわる事犯が相次いでいるが、国内最大級の動画コミュニティサービス「ニコニコ動画」などを手掛けるニワンゴが麻薬・覚せい剤についてのアンケートを8月18日に行った結果、5万6151人から回答があり、このうち、50歳代以上では9.1%の人が「身のまわりの人から麻薬や覚せい剤をすすめられた経験があることが分かった。麻薬や覚せい剤が一般にも入手しやすい社会になりつつある状況が特に懸念されている。

 同社が8月19日発表したところによると、身のまわりの人から麻薬や覚せい剤をすすめられたとの回答は男性で6.5%、女性で3.6%あった。

 麻薬や覚せい剤についての知識については「十分持っていると思う」が13.1%、「ある程度持っている」が44.6%と合わせて57.7%は知識を有していると認識していた。一方で「まったく知識は持っていない」という人は6.5%だった。

 また、芸能人の麻薬・覚せい剤による摘発が相次いでいるが「事件の報道の仕方についてどう思うか」では、33.9%が「過剰だと思う」と回答。3人に1人は過剰報道と感じていることが分かった。逆に「適切だと思う」は4人に1人(25.1%)。「もっと報道すべき」は5人に1人(22.2%)いた。
(編集担当:福角やすえ)