工場立地で静岡、大阪、神奈川が善戦

2009年04月06日 11:00

 経済産業省地域経済産業グループ立地環境整備課が平成20年工場立地動向調査結果を公表した。平成20年1月から12月の全国の工場立地件数は1631件となり、前年に比べ8・9%減少。立地面積も2181haと前年に比べ20・4%減っていた。こうした中、静岡、大阪、神奈川は増と善戦していた。

 調査によると、都道府県別立地件数では17都府県で増加、26道府県で減少。立地件数が多かったのは、静岡県144件、兵庫県102件、愛知県98件、群馬県83件、茨城県79件。また前年に比べ増加した都道府県は静岡県が前年の124件から20件増加し144件に、大阪府が26件から46件に、神奈川県が26件から45件に増えていた。

 また立地面積では静岡県186ha、宮城県144ha、福島県と兵庫県が122ha、茨城県が121haになっていた。

 立地件数の多かった業種は、輸送用機械器具製造業(208件)、金属製品製造業(197件)、生産用機械器具製造業(181件)、食料品製造業(165件)、化学工業(111件)だったが、前年との比較では食料品製造業が180件から165件に、印刷・同関連業は36件から18件に、プラスチック製品製造業は139件から108件に、金属製品製造業は274件から197件に減少するなど13業種で立地件数の減少が見られた。

 増加した業種は、繊維工業が前年の23件から28件に、化学工業は78件から111件に、ゴム製品製造業は13件から15件に、鉄鋼業は77件から98件に増えるなど6業種で増加していた。

 工場立地動向調査は、工場の立地の動向を全国にわたって、統一された基準で迅速に調査することで工場立地の実態を把握し、工場立地の適正化及び土地利用の合理化に寄与することが目的。調査対象は、平成20年1月から12月に、国内で製造業、電気・ガス・熱供給業のための工場・事業場を建設する目的で1000平方メートル以上の用地を取得した事業者。