教科書の記述変化や変化の理由を解説した本

2008年07月24日 11:00

 毎日コミュニケーションズは、教科書の記述変化や変化した理由について学術的背景や時代背景などを踏まえて詳しく解説した『いつのまにか変わってる地理・歴史の教科書 ~あなたの知識はもう役にたたない~』(B6判 160ページ)を7月23日、販売した。著者・加藤ジェームズ、定価・1365円(税込)。

 「いつのまにか変わってる地理・歴史の教科書」には、高等学校で使用する山川出版社や東京書籍などの主要教科書の過去38年分を調査。教科書がどのように変化してきたか明示するとともに、記述が変化した理由について学術的背景や時代背景などを踏まえて詳しく解説。
また、各世代が高校生だったときの教科書の常識を並べたり、教科書表記の変遷の一覧表や関連情報を掲載。歴史、地理に関する知識のジェネレーションギャップが発見できるだけでなく、最近多くみられる常識力を問うゲームやクイズ番組等のように、新たな知識も習得できる構成になっている。

 例えば、和同開珎は富本銭に、聖徳太子は厩戸皇子に、踏絵は絵踏に。また四大工業地帯は三大工業地帯に、日本最大の工業地帯・京浜工業地帯は中京工業地帯に、最大の貿易輸入相手国はアメリカから中国に、変わっている。