スズケンは複数店舗を有する保険薬局向けに、各店舗の売上や医薬品在庫などの情報を一元管理できるASP型薬局経営支援システム「PSトップ」を7月1日から売り出す。
このシステムは、レセプトコンピュータ(診療報酬明細書を作成するコンピュータ)の調剤データを取り込み、レセプト収支状況・医薬品在庫状況・従業員の勤怠状況など、各店舗が持つさまざまな情報を、インターネットを通してリアルタイムで共有・一元管理できるシステム。従来のレセプトコンピュータ連動型システムと違い、異なるメーカー・機種との連携(現在7社8機種対応で順次追加を予定)を可能とし、複数店舗を有する薬局のニーズに対応できる、としている。
同社では、新商品の特長として「薬局本部は、日次集計・月次集計・全店舗の分析ができ、より効果的・効率的な経営に活かすことができる」「複数の店舗間で医薬品在庫状況をリアルタイムに確認できるため、医薬品の効果的な店舗間移動が可能。使用期限切れによる減耗や余剰在庫を削減することができる」「ハンディスキャナで医薬品の入出荷を管理するため、理論在庫と実棚在庫との差異が把握できるようになり、在庫管理の精度が高まる」「オプションでe-ラーニング機能を追加することができる」などをあげている。月額利用料は税込で本部が5万2500円から、店舗毎に5250円から。他に初期導入費用が必要になる。