段ボール原紙全品種で再び値上げへ 大王製紙

2008年06月26日 11:00

 大王製紙は、10月1日出荷分から段ボール原紙の全品種を現行価格から1kgあたり10円(約20%)値上げする。

 値上げ価格はKライナーとジュートライナー、中芯、白ライナーは1kgあたり10円。またカラーライナーは1kgあたり20円。

 同社は、段ボール原紙の主原料である段ボール古紙をはじめとした原燃料・価格の上昇により、昨年9月に価格改定を行ったばかり。今回の値上げについて「高騰が続く燃料価格は予想をはるかに上回る水準で推移しており、生産の効率化・経費削減など自助努力によるコストダウンだけでは吸収できない状況で、製品の安定供給や品質・サービスの維持・向上を継続していくためには、価格改定に踏み切らざるを得ない」と説明している。同社は平成18年4月に10%の値上げを行い、平成19年9月にも15%の値上げを行ってきた。