正社員技術者を派遣するメイテックは、上海浦東新区での中国政府優遇策を活用し、同社研修事業拠点で育成した中国人技術者を中国現地の日系企業に紹介する人材紹介会社『明達科(上海)人才服務有限公司』を設立した。7月1日から営業を始める。
明達科(上海)人才服務有限公司では、人材紹介事業および人材コンサルテーション、採用代行業務を柱とする。具体的には中国国内5ヵ所の研修事業拠点で育成した中国人技術者を中国現地の日系企業に紹介する。「半年間で高度な設計・開発に関する実用技術研修、ヒューマン研修、日本語研修などの教育研修カリキュラムを通して日系企業で活躍できる技術者を育成し、随時卒業させているため、企業が求める雇用ニーズにベストマッチした人材の紹介をタイムリーに行うことが可能」と同社。資本金は30万USドル。出資比率はメイテック70%、上海精才人力資源有限公司30%。
「日本でキャリアを積み、技術力と日本語、日系企業の仕事を学んだブリッジエンジニアが、母国(中国)に戻って中国現地の日系企業で活躍したいというニーズにも、中国での派遣事業や職業紹介事業を通して対応していきたい。また、メイテックグループは、今後もグローバル人材の育成および活躍機会の創造を通し、中国に進出する日系企業の技術者不足の課題解決に寄与していきたい」としている。