横浜ゴム タイに自前のタイヤ販売会社7月始動

2008年06月13日 11:00

 横浜ゴムは7月からタイでタイヤの販売を始める。販売を受け持つのは今年5月、同社が現地販売の強化などを目的にタイ・バンコクに設立したタイヤ販売会社ヨコハマタイヤセールス(タイ)。

 ヨコハマタイヤセールス(タイ)は資本金約6億円(同社全額出資)。補修用乗用車用、トラック・バス用、ライトトラック用タイヤの販売を主事業にする。12人の従業員でスタート。新会社設立で、同社のアジアでの販売会社は台湾、韓国、中国、フィリピンと合わせて5カ国になった。

 タイでのヨコハマブランドタイヤの販売は、日本から輸入した高性能乗用車用タイヤを中心に急増しており、これまでタイでの販売は、現地タイヤ代理店を通じての販売に限られていた。横浜ゴムでは「今後さらに乗用車用タイヤの販売を拡大し、現在ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング(タイ)で生産しているトラック・バス用タイヤ、ライトトラック用タイヤの現地販売を強化するためには、自前のタイヤ販売会社の設立が欠かせなかった」と話している。