日本列島高精彩衛星地図「だいちマップ」市場に

2008年04月16日 11:00

 NTTデータとジオサイエンス、財・リモート・センシング技術センターの3社が共同開発した日本列島高精彩衛星地図「だいちマップ」(2種類)が4月14日から市場にでている。

 だいちマップは陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)で観測された日本列島のオルソ補正カラー画像をシームレスにモザイクした地図。

  「だいちマップ2・5」は座標情報を含む分解能2・5mで、国土管理や都市計画、防災、環境、地図に活用できる。東京23区および千葉の都市の住宅街、道路、鉄道、緑地が判別できる。1区画(10km四方)5万円から。

 また「だいちマップ10」は海岸沿いの砂浜や浅瀬、内陸の植物や建物など分解能10mで日本全国の地図。土地利用、環境、防災、農林業、植生把握、地図、市町村など地域単位で活用できる。1区画(80km四方)10万円から。

 今後は、グラフィック素材用画像「だいちマップグラフィック」の販売も予定している。だいちマップグラフィックは日本列島全体や都道府県全体の地図。印刷物、映像広告、ディスプレーなど展示物、教材に活用できる。既製(A用途)8万円から。

 制作は、ジオサイエンスが画像処理およびモザイクを、NTTデータが画像のオルソ補正処理を、センシングがデータ選定編集および基本処理を担当した。3社の販売窓口で購入できる。