気象庁は御嶽山と三宅島について「噴火警戒レベル」を導入する方向で地元関係機関と調整を進めている。3月31日には導入したい意向だ。
「噴火警戒レベル」は「避難」、「避難準備」、「入山規制」等の防災機関等の行動がキーワードとして示されるもので、すでに、樽前山、北海道駒ケ岳、岩手山、吾妻山、草津白根山、浅間山、富士山、伊豆大島、九重山、阿蘇山、雲仙岳、霧島山(御鉢、新燃岳)、桜島、薩摩硫黄島、口永良部島、諏訪之瀬島で導入されており、今回、導入が決定すれば、噴火警戒レベルの導入火山は現在の16火山から18火山になる。
レベル1は噴火予報で、火山活動は静穏。レベル2は火口周辺で規制がなされる。レベル3は火口から住居地域近くまで重大な影響を及ぼす噴火の発生あるいは発生が予想される状態で入山規制が行われる。レベル4は居住地域とそれより火口側で重大な被害が予想されるもので、避難準備が必要。レベル5は噴火が発生あるいは切迫している状態で避難が必要。