44秒に1組の夫婦が誕生し、2分04秒に1組の夫婦が離婚

2008年02月14日 11:00

 3大死因のトップは悪性新生物で33万6000人 年々増加の傾向
 平成19年の日本の人口動態統計年間推計
 厚生労働省

 平成19年の日本の人口動態統計年間推計が厚生労働省から公表された。
 109万人が生まれ、110万6000人が死亡。結果1万6000人減少した。また、44秒に1組の夫婦が誕生し、2分04秒に1組の夫婦が離婚していた。
 同省がまとめた推計は18年が確定値、19年は推定値で算出している。
 それによると、19年中の出生は109万人と18年に比べ3000人減少している。平均して29秒に1人が誕生している計算になる。
 一方、死亡者は110万6000人と18年に比べ2万2000人増えている。こちらもおよそ29秒に1人の割合で亡くなっていた。
 3大死因のトップは悪性新生物で33万6000人、2位が心疾患で17万3000人、3位は脳血管疾患で12万7000人となり、3大死因で63万6000人(死亡者全体の57.5%)を占めた。3大死因の順位に変動はない。ただ、平成2年から心疾患や脳血管疾患による死亡者が15万人から17万人、12万人から13万人程度を推移してきているのに比べ、悪性新生物による死亡者は平成2年(21万7413人)12年(29万5484人)18年(32万9314人)、19年(33万6000人推計)と確実に増加しており、ガン対策の重要性が窺えるものになっている。
次いで婚姻をみると、19年は71万4000件と、18年に比べ1万7000件減少した。離婚は25万5000件で、18年に比べ2000件減っている。