廃食用油を原料にバイオディーデル燃料を製造する

2008年01月30日 11:00

 株式会社レボインターナショナルの事業に2億7000万円を補助
 事業化で年間のCO2削減効果は7920トン
 環境省がエコ燃料利用促進補助事業で

 環境省はC―FUEL(バイオディーデル燃料)の研究開発や製造、販売、製造プラント販売、使用済み天ぷら油の回収事業を行っている株式会社レボインターナショナル(本社・京都市伏見区下鳥羽広長町173、資本金2億1007万円、越川哲也代表取締役)が独自の技術で近畿圏から発生する廃食用油を原料としてバイオディーデル燃料に製造する事業に対し、2億7000万円を補助することを1月21日までに決めた。補助率は事業費の2分の1になっている。
 これはエコ燃料利用促進の観点から、環境省が補助事業制度を設け、バイオエタノール等の燃料製造や混合設備、貯蔵設備等の施設整備を行う事業者に対し、補助申請を公募していたもので、応募の中から、その事業性や全国的な波及への見込み、二酸化炭素の削減効果や経済性・効率性等を考慮して、補助決定した。
 株式会社レボインターナショナルでは「計画が事業化すれば、年間のCO2削減効果は7920トン期待できる」としている。
同社が開発したバイオディーゼル燃料C―FUELは「ディーゼルエンジンにそのまま使用でき、軽油使用時と比較して排ガス中の硫黄酸化物をほぼゼロに 、黒煙を3分の1から6分の1に低減する環境に優しい燃料で、カーボンニュートラルであるため二酸化炭素の排出量がゼロカウントになる」という。