リーボックというと、1980年代にエアロビクス用シューズで世界的に有名になった英国のブランドで、当時のニューヨークのキャリアウーマンの通勤用シューズとしても脚光を浴びた。2005年からはドイツのスポーツ用品メーカー、アディダスの傘下に入っている。
リーボックジャパンは2013年の秋冬シーズンより、世界的に活躍するヨガ・エキスパートTara Stiles(タラ・スタイルズ)氏とのコラボレーションでスタジオフィットネスカテゴリーから女性向け「Reebok Yoga(リーボック ヨガ)」のアパレルラインの取り扱いを開始する。
リーボックは、伝統的なヨガに捉われないタラ・スタイルズ氏の独創的なヨガスタイルに触発され、彼女の視点、アイディアを取り入れたヨガウェアを展開する。
ウェアは、着ているだけで楽しく、生き生きと女性を輝かせるデザイン、かつヨガエクササイズの際に女性の体の動きを補い、ヨガの動きに沿ってボディラインを美しく見せる製品となっているという。リーボックは、スタジオやジム、ストリートまで、あらゆるシーンに適応するアイテムを通して、伝統的な環境やしきたりからヨガを切り離し、ヨガをもっと楽しく、新鮮に、誰もが近づきやすいフィットネスに変えていくことに取り組むとしている。
タラ・スタイルズ氏はニューヨークのヨガスタジオ「Strala Yoga」の設立者兼オーナーであり、ベストセラー本『Slim Calm Sexy Yoga』、『Yoga Cures』の著者である。伝統的なヨガのスタイルに捉われず、誰でもアプローチしやすいヨガを提唱する彼女はニューヨークタイムズ紙に“Yoga Rebel(ヨガの反逆者)”と評されたこともある。同氏は今回の展開について「スタジオやジムからストリートまで、あらゆるシーンに適応するアイテムになっており、これこそが私の目指しているスタイルです」と述べている。
ヨガは、ブームが周期的にやってくるが、ここ数年はブームを超えて、ベーシックなフィットネスのひとつとして完全に定着したようである。(編集担当:久保田雄城)