ザ・コンランショップ、意外な商品展開?

2013年07月04日 18:42

 ザ・コンランショップといえば、オーナーのテレンス・コンラン卿の目利きで世界中からチョイスされた家具、テーブルウェア、文房具、キッチン用品、ガーデングッズなどいってみればライススタイルグッズ全般を扱う店として有名だ。ともかくどれもがデザイン性が高いのが特長である。コンラン卿は、このザ・コンランショップの経営者であるばかりでなく、家具・インテリア・デザイナーといった顔を持つ。

 随分と昔のことなのだが、コンラン卿は、インテリア・デザイナーとしてマリークヮントの1号店も手がけている。マリークヮントというと、若い女性向けのブランドというイメージだが、実はビートルズの映画「レットイットビー」の中の屋上での演奏シーンで、ジョージハリスンが着ている毛皮のコートはマリークヮントである。

 コクヨ<7984>・グループのザ・コンランショップは、NICOLLE CHAIR(ニコルチェア)復刻版の取扱いをスタートした。NICOLLE  CHAIRは、33年、主に工場や作業場で重要視される安全性と快適さの基準を満たすチェアとしてフランスで誕生した。チェア、スツール共に、頑丈かつ人間工学に基づいた設計が評価され、その独特な背もたれの形状から「SWAN NECK/白鳥の首」や「WHALE TAIL/鯨の尾」などの ニックネームで親しまれると共に、機械・化学・織物産業などの現場でも広く採用されてきたという。

 オリジナルの発表から80年余りの時を経て復刻されたモデルは、フランスのMIJL社により製造される。製造当時の金型を用いるなどNICOLLEの歴史を尊重すると共に、現代の新しい技術も融合させ、細かいディテールにもこだわったクオリティーの高い作品に仕上がったとしている。商品の素材は、粉体塗装されたスチール製。3つのシリーズからなっており価格は25200円から39900円。

 ザ・コンランショップのイメージと、機能性を究極まで高めた質実剛健のNICOLLE CHAIRというのはかなり意外な取り合わせである。しかしザ・コンランショップの親会社がコクヨであるという事実を考えると、あながち不自然なことでもないだろう。(編集担当:久保田雄城)