薬効あれば高くても買う 61%

2012年08月27日 11:00

 医薬品の価格が高くても効果があれば買いますと61%の人が価格より薬効優先で購入する考えであることが民間のスイッチOTCに関する調査で分かった。

 クロス・マーケッティングが全国の20歳~69歳の500人を対象に薬局で買えるスイッチOTC医薬品について8月に調査した。

 その結果、医療用として長い間使用され、効果や安全性が認められた成分を転用して一般用医薬品として薬局などで購入できるようにしたスイッチOTCについて知っていると回答したのは29%で、71%は知らなかった。

 一方、知らなかったが購入した経験者は22.2%、知っていて購入経験がある(15.2%)をあわせても37.4%とあまり知られていないことが分かった。

 スイッチOTCを購入した人の購入理由では「即効性がありそう」が33.2%で最も多く、「強い効果がありそう」(32.6%)、「価格が安かった」(28.9%)などがあがっていた。

 スイッチOTCで今後発売してほしい薬では風邪薬が63.4%でトップ。痒み止めが37.2%で2位。胃薬が33.8%で3位に入った。(編集担当:森高龍二)