DHCの吉田嘉明会長から8億円の個人的借り入れを行った件で騒ぎが大きくなった責任をとるとし、渡辺喜美氏が党代表を辞任したのに伴う「みんなの党の代表選挙」が11日夕、都内のホテルで実施される。
今のところ、浅尾慶一郎幹事長以外に出馬の動きがないことから、11日の両院議員総会で承認され、浅尾代表誕生の公算が大きい。
浅尾幹事長は「政策の実現を第一に考えたい」とするとともに「党が大変厳しい状況にあるので、反転攻勢できる体制をつくりたい」とし「あえて火中の栗を拾うつもりで代表選に臨む」との考えを10日までに示している。
浅尾幹事長は先の記者会見で「みんなの党が掲げている政策はしがらみのない立場で物事を実行するということなので、我々の政策を前に進めていくということが一番必要。政策をしっかり前に進めるために挙党一致の体制を作っていくことが必要だと考えている」と党内の体制を整えることを第一に挙げた。
そして「挙党一致の体制を作り、国会議員のみならず、地方議員や一般支援者の方々に対してしっかりと私どもの考え方を披瀝し、政策を少しでも実現するということに取り組むのが必要」としている。(編集担当:森高龍二)