政倫審で8億円使途含め説明すべき 社民幹事長

2014年04月08日 01:03

 みんなの党の渡辺喜美代表がDHC会長から8億円を個人的に借り入れていた件で、騒ぎが大きくなったとして代表を辞任する考えを表明したことについて、社会民主党の又市征治幹事長は7日夜、「本日夕に代表辞任を表明されたそうだが、早晩そうなるだろうと思っていた」としたうえで「代表を辞めればいいという問題ではない」と語った。

 又市幹事長は「8億円の借り入れですから、使途は明確にしなければいけない」とし「政治倫理審査会に自ら出られて説明すべきと以前から言ってきた。国民の中に政治に対する不信感が広がっているので、しっかりと政治倫理審査会の場で使途も含めて説明なさるべきです」と代表辞任で幕引きできる案件でないとの考えを強調した。

 又市幹事長は「政治資金規正法や場合によっては所得税法、公職選挙法にも疑惑がいわれているのだから、きちんと説明すべき」と述べた。

 みんなの党の渡辺代表は「違法性はない」といずれの法にも触れる問題でないと主張している。(編集担当:森高龍二)