大手総合酒類メーカー3社が暑い夏に競う、テストマーケティング・ショップ3様

2014年06月03日 20:27

Suntory zero

サントリーがオープンさせる暑い夏に屋外で楽しむ「−196℃ チューハイガーデン」。7月19日(土)~8月31日(日)の夏季限定。場所は東京・港区の赤坂サカスだ。営業は2014年7月19日(土)~8月31日(日)

 関東地方では5月下旬から真夏日をなり、日中の最高気温が一気に上昇している。そんななか、国内大手総合酒類各社が夏に向けて実験的な店舗展開で商品訴求を図る。

 サントリー酒類は、ビールではなく「−196℃ ストロングゼロ」の〈DRY〉〈ダブルレモン〉を暑い夏の屋外で楽しむコンセプトショップ「−196℃ チューハイガーデン」を7月19日(土)~8月31日(日)の夏季限定で東京・港区の赤坂サカスにオープンさせる。営業は2014年7月19日(土)~8月31日(日)まで。

 「−196℃ ストロングゼロ」は、アルコール度数8%の力強い飲み応えと糖類ゼロを両立した缶チューハイ。ビール類ユーザーなどにも支持される夏向きの商品だ。なかでも昨年4月に発売した〈DRY〉は好評で、「−196℃ ストロングゼロ」計の今年1−4月の販売数量は前年比113%と伸長している。

 今回、サントリーでは暑い夏に向けて、「−196℃ ストロングゼロ」を氷がたっぷり入ったグラスに注いで楽しめるショップを夏季限定でオープンするも。「−196℃ チューハイガーデン」では、“甘くない爽快な味わいで食事に合う”好評の「−196℃ ストロングゼロ」〈DRY〉と、しっかりとしたレモンの味わいの〈ダブルレモン〉を1杯200円で提供する。

 同時に、「−196℃ ストロングゼロ〈DRY〉」新TV−CMでは、「−196℃ ストロングゼロ〈DRY〉」と食事との相性を訴求するため、天海祐希出演の新TV−CM「食欲ストロング編集長 夏!四川麻婆」篇を7月8日(火)からオンエアする。

 一方、キリンビールは、「一番搾り」ブランドのコンセプトショップ「キリン一番搾りガーデン東京 Brewery Experience(ブルワリー・エクスペリエンス)」を、“KIRIN×夢を力に2014 一番搾りガーデン SAMURAI BLUE応援ステーション”として5月26日(月)から期間限定でリニューアルオープンさせている。ここでは、ワールドカップ・サッカー日本代表を応援する様々な施策を実施する。キリン一番搾りガーデン東京 Brewery Experienceは、2014年5月26日~7月上旬頃まで。場所は東京・渋谷区宇田川町。

 アサヒビールが2010年から毎年夏に向けて季節展開している「アサヒスーパードライ・エクストラ・コールドBAR」は全国の8都市9店舗を期間限定でオープン。昨年の店舗(銀座・仙台・名古屋・京都・大阪・広島・福岡)に加えて、初進出の北海道:札幌、東京:六本木の新規2店舗を加え、展開エリアを拡大。初代店である東京銀座店は、2014年5月9日(金)に開店し9月30日(火)までの営業となる。ここでは、ビールを通常の適温(摂氏4度から8度程度)よりも低い、凍る寸前の氷点下(マイナス2度~0度)で提供する。暑い夏に一度体験すると、病みつきになりかねない味わいなのだ。「エクストラコールドBAR」は、その情報発信拠点として2010年に東京銀座で期間限定オープンし、既に夏の銀座の風物詩となっている。累計来店者数は今年の営業期間中に100万名を超える見込みだという。

 東京のいかにも暑い夏に相応しい、総合酒類メーカーが競う涼しげな実験店舗だ。(編集担当:吉田恒)