北方問題 政治家は交渉し結果を出さなくては

2012年07月20日 11:00

 鈴木宗男新党大地・真民主代表はロシアのメドベージェフ首相が国後(くなしり)島を訪問したことに「国民の願いを踏みにじる、許しがたい行為だ」と川端達夫沖縄北方担当大臣が発言したことに、18日の自身のブログで「居丈高に原理原則論を述べても外交には相手がある」と批判。

 鈴木氏は「(対ロシアに対し)返還運動をしているのではない。責任ある政治家は交渉して結果を出さなくてはいけない」と「生産性のない、外交的でない発言」との認識を示したうえで「首相、外相の足を引っ張る閣僚がいたとすれば情けない限り」と軽率な発言として懸念した。

 鈴木氏は「野田首相の日露関係のダイナミックな発展、北方領土問題解決に向けてのやる気は伝わってくる。玄葉外相も現実的解決に向けて動かそうとしている」と姿勢を評価。「内閣挙げて、野田首相・玄葉外相を支え、守って行く気概を持ってもらいたい」と綴っていた。(編集担当:森高龍二)