国土交通省は貸切バス事業者への緊急重点監査を実施した結果、298業者のうち48業者で重大、あるいは悪質な法令違反があったと18日公表した。
国土交通省によると298業者のうち250業者で法令違反が見つかったという。また旅行業者についても59業者のうち28業者で法令違反があった。
これは今年4月の関越道での高速ツアーバス事故をうけて、5月、6月に貸切バス事業者への緊急重点監査を実施したもので、乗務時間などの基準では7業者が大多数で遵守していなかった。運転者に対する点呼も50%以上実施していない業者が5者。名義貸しも1者あった。社会保険などに加入させていない業者も33者と11%にのぼった。(編集担当:森高龍二)