上司に求める能力、男性は「組織牽引力」女性は「共感力」

2014年10月12日 12:02

 株式会社ネオマーケティングは「上司」に関するアンケート調査を行った。「あなたの現在の上司に総合的に点数をつけるなら、素晴らしい上司を100点とした場合、何点ですか」の問いに対し、全年代を通じてもっとも多かったのは「80点台(27.5%)」、次いで「70点台(21%)」、「60点台(12.5%)」「90点台(12.5%)」。点数の中で年代別割合をみてもっとも多かったのは、20代は「80点台」、30代は「90点台」、40代は「70点台」となった。

 「あなたが上司にしたい歴史上の人物を教えてください」の問いに対し、もっとも多い回答は「坂本龍馬」で80人の方が回答した。次いで「徳川家康」61人、「勝海舟」46人、「吉田松陰」45人、「織田信長」38人となった。

 「あなたが上司に求めるものを教えてください」の問いに対し、男女全体では「指導力(58.0%)」が最多。次いで、「リーダーシップ(56.7%)」「コミュニケーション能力(52.8%)」「理解力(50.0%)」「部下への公平さ(46.8%)」「知識(39.0%)」「育成力(36.0%)」「牽引力(26%)」「人脈(18%)」「達成意欲(9.0%)」となった。

 男性では「指導力(58.7%)」がもっとも多く、次いで、「リーダーシップ(57%)」「コミュニケーション能力(45%)」。次いで、「理解力(58.7%)」「指導力(57.3%)」となった。男性の部下は、上司に指導力やリーダーシップといった組織を牽引していく資質を求める一方で、女性部下は上司にコミュニケーション能力や理解力といった共感力を重視する傾向にあることが分かった。

 あまり知られていないが10月16日は「ボスの日」。従業員たちが職場の上司を称え、感謝の気持ちを表すための日で、アメリカではこの日に自分たちのボスを昼食に招待したりプレゼントを贈ったりするとのことである。これを機に理想の上司について、または部下について考えてみるのもいいかもしれない。調査期間は2014年9月26日~2014年9月29日。調査対象は、上司がいる全国の会社員20歳~49歳の男女600人。(編集担当:堺不二子)