宮崎県綾地域 ユネスコエコパークに登録決まる

2012年07月13日 11:00

 宮崎県「綾地域」が生物多様性の保全、持続可能な開発、学術研究を目的とするユネスコのエコパークに登録されることがパリで開催中(7月9日から13日まで)の「人間と生物圏国際調整理事会」で決まった。

 日本のエリアで登録されるのは屋久島、大台ケ原・大峰山、白山、志賀高原に続いて5ヵ所目。

 林野庁は綾地域について「東アジアの照葉樹林帯の北限付近にあたり、多くの日本固有種で構成されている照葉樹自然林が日本最大規模で残されている」としている。

 また「高標高域にはブナが優占する自然林が現存し、有機農業等との連携でのエコツーリズムを通じ、自然と人間の共存に配慮した地域振興策等が行われている地域」としている。

 林野庁らは登録に向けて昨年10月、日本ユネスコ国内委員会から推薦書をユネスコに提出していた。(編集担当:森高龍二)