McLaren‐Honda(マクラーレン・ホンダ)は、3月13日にオーストラリアで開幕する2015 FIAフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)の参戦に先立ち、新型マシン「MP4‐30」を発表した。このマシンは、ホンダのハイブリッド技術を駆使して開発したパワーユニット「Honda RA615H」を搭載し、空力特性を活かした美しいデザインとなった。
同時にホンダは、F1専用グローバルウェブサイトを新たに公開。今後、日本語をはじめ多言語で情報を発信していく予定だという。
McLaren Technology Groupロン・デニスCEOは、「これから長い旅の始まりとなりますが、私たちの密な連携と固い絆により、とてもポジティブな気持ちです。レースでの勝利、そしてワールドチャンピオン獲得に向け、McLaren‐Hondaとして総力を挙げて挑みます」と述べた。
本田技術研究所専務執行役員F1プロジェクト総責任者・新井康久氏も、「このマシンはマクラーレンとホンダが一体となって、一切の妥協せずに開発しました。さくらとミルトンキーンズにいるホンダのエンジニアたちは、ヘレスのテストに向け、自信を持って開発したパワーユニットのパフォーマンスを発揮するため、仕上げに集中しています」とした。
ヘレスサーキットで2月1日からフェルナンド・アロン選手とジェンソン・バトン選手のふたりのドライバーがテストを行なう。両名も、「MP4‐30をドライブできることに、わくわくしています。たくさんのチャレンジが待ち受けていると思いますが、McLaren‐Hondaの新たな歴史を共に築いていくことを、今からとても楽しみにしています」と語っている。(編集担当:吉田恒)