論点で尽くす「谷垣さんらしからぬ発言だ」

2015年05月31日 01:21

 安保法制で自民党の谷垣禎一幹事長が安保関連法案について「論点が出尽くした」と発言したことに、民主党の岡田克也代表は29日午後、「谷垣さんらしからぬ発言だ」と語った。発言についての認識では「焦りの表れか」と述べた。

 岡田代表は「まだ始まったばかりでいろいろな混乱がある。(政府の)説明が変わり、やればやるほど疑問が増えてくる。政府が何をやりたいのかを明確にさせることが必要」とし「(自身で)前回80分の質疑をする中で、いろいろな疑問が答弁の中に出てきている。それを集約して、再度続きを議論したい」と先の質問に対する答弁を踏まえ、突っ込んだ国会質疑をしていく考えを示した。

 また、労働者派遣法案について「現在審議は進んでいるが非常に重要なテーマ。議論は尽くされていない」とし「安倍晋三総理は正社員化、キャリアアップにつながるというが、現実に反する話だ」として、国会での議論を深める姿勢だ。(編集担当:森高龍二)