三菱地所＜8802＞やＮＴＴ都市開発＜8933＞など、計１２社で構成されるうめきた先行開発区域プロジェクト開発事業者。その開発事業者が、グランフロント大阪のまちびらきに合わせ、商業施設「グランフロント大阪 ショップ＆レストラン」を２０１３年４月２６日に開業する。そこに出店される合計２６６店舗が決定したと発表された。
「梅田初」「梅田発」「梅田最大」をキーワードに「衣」「食」「住」「知」のライフスタイル全般を網羅するこのゾーンは、コアとなる客層を「好奇心旺盛で、こだわりの強い、ライフスタイル編集の達人」とイメージ。初年度２５００万人の来場と４００億円の売上を目指すとのこと。
ファッション関連店舗では、「関西初」「大阪初」「新業態」のショップが７７店舗出店。海外のセレクトショップ「ロンハーマン」や、国内の人気セレクトショップも１８業態で出店する。いずれの店舗も「旗艦店」として出店し、１店舗あたりの面積を周辺の百貨店や駅ビルよりも大きく確保しているという。また、「誰もが憧れる老舗」「知る人ぞ知る名店」「東京以外には出店しなかったお店」など、「こだわりのショップ」も多数揃っているとのこと。
飲食＆食物販では、７７店舗が出店する。イートインスペースを数多く設けた、大阪北口広場・地下１階の食物販ゾーン「うめきたセラー」、海外の有名店をはじめ、日本全国・大阪全域から選りすぐりのレストランを３６店舗集積した「うめきたダイニング」、「大人のたまり場」をテーマに深夜４時まで営業するゾーン「ＵＭＥＫＩＴＡ ＦＬＯＯＲ（ウメキタ フロア）」の３ゾーンに大別され、世界中のビール・ワインを集めた「世界のビール博物館＆世界のワイン博物館」も展開。路面沿いや屋上庭園に面してテラス席も多数併設される。
その他、日本初上陸となるインテリアショップ「ＺＡＲＡ ＨＯＭＥ」をはじめ、３５店舗・１３０００ｍ２のインテリア・生活雑貨関連ショップが勢揃いし、ビューティー＆コスメや様々なサービス店舗も３５店舗出店する。
単なる商業施設ではないグランフロント大阪ではあるが、ショップ＆レストランに関しては、「旗艦店」が多く集まるとはいえ、供給過多とも言える同地域の競争をさらに激しくさせるものとなる。まちびらき後しばらくは賑わうであろうが、一年から数年後にはどうなっているのか、期待が高まる反面、不安視する声も多いのではないだろうか。（編集担当：井畑学）
