沖縄の2紙(沖縄タイムス・琉球新報)はつぶさないといけない、と自民党若手議員らの任意の勉強会で講師出席した際に、出席議員とのやり取りで、作家の百田尚樹氏に言われた沖縄タイムスが、27日、同社電子版で、百田氏に電話取材し、その真意を聞いたとして内容(一問一答)を紹介した。
それによると、百田氏は、沖縄の島が中国に取られれば目を覚ますはずだと語った真意については「絶対、あってはならないことで仮定の話をした」と答え「沖縄の人は中国を歓迎している。(辺野古の新基地建設反対など)翁長雄志沖縄県知事が言っていることも意味が分からない。沖縄の人の総意は何なのか。中国の危機意識がない人も見受けられる」と答えたとしている。
沖縄2紙をつぶさないと、と言ったことには「沖縄の新聞をしっかりと読んだことはないが、ネットで読むと、私と歴史認識が違う。全体の記事の印象から私が嫌いな新聞だ」と答えている。
百田氏は、発言は「オフレコに近い発言で、冗談として言った」といい「公権力、圧力でつぶすとの趣旨ではない」とした。
そして「私も言論人。言論は自由であるべき。私と意見が違う2紙を誰も読まなくなり、誰も読者がいなくなってつぶれてほしいという意味での発言」と沖縄タイムスの吉川毅記者の問いに答えている。(編集担当:森高龍二)