情報統制はほんの小さなところからと岡田代表

2015年06月27日 12:11

民主党の岡田克也代表は自民党の木原稔青年局長が代表をつとめる党若手議員の任意の勉強会(文化芸術懇話会)で、出席議員から「マスコミを懲らしめるために経団連に働きかけを」などの発言がでたことに、26日、「極めて問題だ。特に、スポンサーを締め上げて番組をコントロールしようという発言があったことは驚きだ」と強く批判した。

 岡田代表は「前回選挙のときも、メディアに対する自民党の締め付けがあったと言われているが、だんだんとその姿があわらになってきた」とした。

 岡田代表は「情報統制はほんの小さなところから始まって、行くところまで行ってしまう。野党第1党として踏ん張らなければいけない」と、こうした自民党内の議員の発言を強く懸念した。

 また、勉強会講師の百田尚樹氏が「沖縄の2つの新聞は潰さないといけない。沖縄のどこかの島でも中国に乗っ取られたら目を覚ますはずだ」「もともと普天間基地は田んぼの中にあった。そこを選んで住んだのは誰やねんと言いたくなる」「沖縄の米兵がレイプ事件を起こしたことが過去何例もある。けれども、米兵が起こしたよりも、沖縄県全体で沖縄県民自身が起こした方が、はるかに率が高い』など、沖縄に関する発言には「とんでもない発言だ」とした。(編集担当:森高龍二)