民主党の枝野幸男幹事長は17日の記者会見で、統合幕僚監部の内部資料が参院安保特別委員会で共産党の小池晃議員により暴露された問題で「統合幕僚監部の暴走ともいえる内容(安保法案成立時期、施行時期、さらに閣議決定前に南スーダンへのPKO活動支援計画などなどが盛り込まれていた問題)であり、集中審議も必要」とした。
また、礒崎陽輔総理補佐官が安保法案に関して「法的安定性は関係ない」と発言し、その後、国会で発言を取り消した問題で、礒崎補佐官への質問は十分には行えていないとして、再度の参考人招致など、与党側に預けている案件もあるとした。
枝野幹事長は、こうした案件について「出来るだけ、早く与党から回答を頂きたい」と語った。また回答を受けたうえで「速やかに(国会での)審議に入りたい」とした。
枝野幹事長は安保法案を廃案に追い込むため、全国一斉にビラを配布するなど、運動を推進していく考えを示すとともに「安倍総理は自身の休暇中に国会を進めるようなことはないだろうな」と総理に釘を刺した。(編集担当:森高龍二)