安保法案は新局面に入っている 枝野幹事長

2015年08月17日 19:11

 民主党の枝野幸男幹事長は17日、安保法案について「国民の皆さんの安倍政権に対する不信、安保法案に対する不安という流れはまったく変わっていないが、一種踊り場的な状況にはなっていると思う」とし「参院を中心とする国会での議論やわれわれの国民運動の重要性が問われている局面に入っている」との考えを示した。

 また統合幕僚監部が安保法案成立を前提に作成した内部資料について、自民党内に「シミュレーションを行うのは当然」とさほど問題視しない声もあることへの受け止めを記者団に聞かれ「いわゆる一般的なシミュレーションというレベルを超えている」とした。

 枝野幹事長は「安保法案成立を前提に物事が動いていることは資料から言えるのではないか」と改めて資料内容を一般的なシミュレーションというレベルのものとは質が違うとの認識を示した。

 また、沖縄本島沖での米軍ヘリコプター墜落事故に関して「これに自衛官が搭乗していた経緯等についても、資料との関係も含め、しっかりと事実関係を明らかにしていかなければならない」と指摘した。(編集担当:森高龍二)