菅義偉官房長官は16日夕の記者会見で、安保法案での5与野党の合意により「与党に加えて、野党3党が採決に加わる見通しになったので、強行採決でないことは、まさに明々白々だ」と賛成多数によって可決することになるとの見通しを示した。ある種の安ど感を見せた。
5野党は自民、公明が次世代、元気にする会、新党改革の3党が国会関与の強化をはかるなどで合意したもので、菅官房長官は「議会制民主主義のあるべき姿を示したものだ」とした。
菅官房長官は「今回の合意は野党3党の主張に対し、与党が真摯に耳を傾け、野党3党は厳しい安全保障環境の中で国民の生命と平和な暮らしを守る責任を果たすという法案の意義と必要性を理解頂いた結果だと考えている」とした。(編集担当:森高龍二)