今週中の安保法案成立を強行に目指す自民、公明は17日夜8時過ぎから参院本会議を開き、民主党の提出した中川雅治・参院議院運営委員長(自民)の解任決議案の審議、反対多数で否決された。
さらに、民主党は中谷元防衛大臣の問責決議案を提出。この案件も18日午前2時ころ、与党など多数で否決された。続いて、民主党は山崎参院議長への不信任案を提出。委員会は現在(9時)休憩中で、午前10時再開予定。民主党、維新、共産、社民、生活の党は、午前9時から党首会談を開き、内閣不信任案を共同提出することで確認の予定。
社民党の吉川議員は、防衛大臣問責決議案の与党の反対討論に「自民党の議員の反対討論がひどすぎる。暴露された自衛隊の内部文書、漏らしたのも問題だが、漏らされた方にも法的問題があるという内容。まさに特定秘密保護法の考え方そのもの」と批判している。特定秘密は政府にとって都合の悪い情報を秘匿するのでなく、国民にとって有用な情報は開示すべき。
安保法案の審議入りもされない段階で、米軍トップに「来年夏には終了する」などと語るのは国会無視、国民無視の言動で、責任は国民の視点で漏れた内容により判断されるべきものだろう。(編集担当:森高龍二)